ガルバリウム外壁材、ZiG[ジグ]の施工も終盤戦。

庇をこよなく愛する私は、外観の表情が落ち着かないとき、よく庇を付ける。

庇は表情を引き締める意匠的な役割のほか、雨の日でも窓が開けることができる。

この長梅雨でも、私のアトリエの窓は常に開いていた。

既製の外壁材には、3~4mと長さに決まりがある。

継ぎ目を設けずに納めようとすると、特注品となりコストが上がってしまう。

けれど、庇を設けると縁が切れ、規格寸法の外壁で納めることもできる。

 

……私の生まれ育った部屋はひどく風通しが悪く、断熱材のだの字もない古い家だった。

高校になって部屋にやっとクーラーが付き、夏に窓を開けることはほどんど無くなった……

 

意匠性、機能性、施工性など、庇には色々な産物がある。

窓を開けっぱなしにして風通しよく過ごしたいという願望が、庇をこよなく愛するルーツかもしれない。

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