対流を生む

90歳を過ぎて、トラクターを運転する建主のばあちゃんは格好いい。

さて、現場は木工事が終盤戦。

桧の廻り階段が完成し、二階に上がってみることに。

二階は廊下を挟んで、南に夫婦寝室、北に将来2つに仕切れる子ども部屋の構成。

廊下の突きあたりからは、吹抜けを介してキッチンを見下ろすことができる。

吹抜けは、旧家の古梁をつかった現しの小屋組に。

「早く起きなさい」と、お母さんの声で起きる子どもたちの絵が浮かぶ。

それを絵にするとこうなります。

 

鳥野目の家のLDKには、薪ストーブを設置します。

鋳鉄製の本体の中で焚火をして、人体のみならず、壁や床、天井など、火より低温のものを放射熱で暖める。

これが薪ストーブ最大の特徴です。

 

また、薪ストーブ本体は200℃を超える高温になり、空気を暖め、対流によって熱を伝えることもできます。

階段とキッチン、二つの吹抜けがあることで、暖められた空気が家全体を対流します。

二階の廊下に面する引戸を開ければ夫婦寝室と子ども部屋が暖められ、閉じればLDKを主に暖められる。

 

二階の体積が少ない大屋根形式なので、暖気に押し出さた冷気が一階に流れ込む「コールドドラフト」も少なく、引戸の開閉で上手に対流する熱をコントロールすることができます。

夫婦寝室の南面に設けた腰掛窓。

川向うで打ち上げられる花火が見えますように。