トップライト

ある寒い日の朝、子どもが「氷の星がみえるよ」と、トップライトを指さして教えてくれた。

アトリエの天井にはトップライトがあり、一日を通してとても明るい。

けれど、トップライトは屋根を開口して設けるため、雨漏りしやすいと私は思っている。

なのに、なぜ設けたのか。

それは、体験したことがないことをあまりクライアントに勧めたくないから。

トップライトは飛び道具のようなもので、何らかの理由がない限りクライアントに勧めない。

もし勧めるとしたら、雨漏りする可能性を示唆した上で、アトリエと同じ開閉できないトップライトを勧める。

構造が単純なため、摩耗するところも少なく、雨漏りしにくいと思うから。

 

一方、開閉できるトップライトは、水密性や密閉性を高めるパッキンが雨漏りを防ぐ生命線。

開閉することでの摩耗、紫外線での硬化など、将来的に雨漏りに結び付く要因が多いため勧めない。

 

ひけらかすつもりはない。

暮らしで得た善し悪しを、正直にクライアントと話したい。