基礎工事
昨年の10月末、地鎮祭を執り行い、土地の造成工事からスタート。
そして、今月から本格的に建物の工事が始まりました。
東西に長く、200坪を超える広大な土地に建てられるのは36坪の平屋。
邸名の通り土間には、薪ストーブを設置。
平屋ならではのダイナミックな空間が広がる間取になります。
進行中の基礎工事は、鉄筋の組立てが始まったところ。
複雑な組立てをする主要な鉄筋は、工場で折り曲げ、溶接など、先組みされた状態で現場に搬入されます。
所要の耐久性・構造耐力を得るために、鉄筋はコンクリートのかぶり厚さが決められています。
鉄筋をスペーサーで浮かせ、コンクリートのかぶり厚さを正確に保持。
鉄筋を組立てる前には、ポリエチレンフィルムを敷き込み、床下の防湿措置をします。
コンクリートだけでも十分な防湿措置になりますが、フィルムについた水滴をみたら敷いた方が望ましいと思います。
こうして始まった基礎工事。
建物の全容は・・・
通り土間の家 建築概要
家族構成/夫婦+子ども2人
工事種別/新築工事
敷地面積/741.38㎡(224.26坪)
延床面積/121.72㎡(36.74坪)
用途地域/準工業地域
周辺環境/東・西面の二面道路
備考/平成31年度とちぎ材の家づくり支援事業
外部仕様
屋根/ガルバリウム鋼板葺き
外壁/リシン掻き落し(原料:佐野市葛生産の苦灰石)
軒天/サワラ羽目板
断熱材/ポリエステル断熱材
※使用木材は全て栃木県産材
内部仕様
床/杉縁甲板
壁/漆喰(佐野市葛生産の消石灰を使用)
天井/サワラ羽目板
建具、家具/杉、桧を使用したオーダーメイド
タオル掛け、紙巻器/鍛鉄(canutia)
※使用木材は全て栃木県産材
設備手法
加熱機器/ガスコンロ
給湯機器/エコキュート
冷暖房機器/エアコン、薪ストーブ(クワドラファイア エクスプローラーⅢ)
設計ポイント
・夏の強い日差しを遮り、雨から外壁を守る1.50mの深い軒先。
・開放的な勾配天井のリビングに連続したロフト+小屋裏収納。
・リビングの開口部は、ウッドデッキとその先に広がる庭や畑を緩やかに繋ぐフルオープン木製建具。
・通り土間の玄関から、クローク、食品庫、キッチンを繋ぐ動線。
・キッチンから、物干場、洗面脱衣室を繋ぐ家事動線。
・リビング脇の和室は、洗濯物を畳んだり、ごろごろ寝たり、子どもの遊び場にもなる多目的な場所。
・洗面脱衣室に隣接したウォークインクローゼット。
・将来、2つに仕切れる子ども部屋。
通り土間の家|2019年5月24日