鉄筋工事

先週末、現場では基礎の鉄筋工事が進められていた。

以前は、奥に見える離れから渡り廊下がのび、古い母屋と繋いでいた。

ブルーシートで養生された部分は、渡り廊下があった痕跡。

立上りの鉄筋が、三目並べのような母屋部分。

3×3の升目は、構造グリッド。

このグリッド上に主要な柱や耐力壁を配置して、柱から流れてくる鉛直方向の力や床の荷重、耐力壁が負担する水平方向の力を土台を介して基礎に伝達する。

基礎の剛性を確保するため、構造グリッド上の鉄筋は強固なつくりに。

強固につくる一方で、既存の離れと新たな渡り廊下部分の基礎は一体にせず、発砲ウレタンフォームを入れ切り離す。

築年数が古く、現行の建築基準法に適合しない離れと、適合した新たな渡り廊下では、建物の強度や地震時の揺れ方も異なる。

互いの力を伝達させないように継目(エキスパンジョイント)を設けることで、それぞれの建物が独立し、建築基準法の時代背景も切り離す。

こうすることで、既存不適格な建物(一定の基準を満たす)に、新たな建物を増築することができる。

同様に、新たな渡り廊下と母屋の基礎も、発砲ウレタンフォームを入れ切り離す。

ボリュームが大きい母屋に比べ、離れと繋ぐ渡り廊下のボリュームは小さい。

大きさが異なる棟を一体にするより、離れ棟、渡り廊下棟、母屋棟、それぞれ単独で構成した方が構造的に安定する。

 

そんなわけで、明日は鉄筋検査。

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