建て方
昨日、建て方を行い無事に上棟した「珈琲音 atelier」。
平屋建ての店舗は25坪の正方形で、シンプルな切妻屋根の架構形式。
土台、柱、梁など主要な構造材には、県産材の桧を使用。
午前中に柱や梁桁まで組み上がり、午後からは母屋、棟木、天秤梁などが組まれていった。
切妻屋根の軒先は、桧の化粧垂木。
1.35mの深い軒先は、雨から外壁を守り、エントランスに雨宿りできるスペースをつくってくれる。
客席からカウンターをみた全景。
客席は、カウンター席が6席、テーブル席が14席。
奥には、パンやケーキをつくるアトリエや焙煎室が隣接する。
今回、施工をお願いしたのは、丸太の製材から加工、家具や建具の制作まで一貫して行う木に特化した工務店「無垢杢工房イケダ」。
私の前職場であり、15年に渡り私を育てて下さった工務店。
返しきれないほどの恩だけど、こうして仕事をお願いできる関係を大切に。
そして現場監督は、前職場で私が設計してきた家々をずっと管理してきてくれた高校からの同級生。
口下手だけど、頼りになる男。
クライアント、設計者、現場監督、みんな同級生の面々で新たな珈琲音をつくっていきます。
珈琲音 atelier|2020年2月26日