建て方

天候に恵まれた月曜日、建て方が行われた。

構造材の杉や桧は、那須町にある益子林業が製材する八溝材の千樹。

八溝材は、福島県白河市南部から茨城県と栃木県の県境を南下し、筑波山に至る八溝山系が産地。

木の生育に適した気候のため、年輪幅が一定で、木目や色味も美しい。

母屋は、奥に見える離れに寄り添うような切妻屋根。

小屋組は、天秤梁と火打梁を段々に配し、水平にかかる力を下層に伝え、柱、耐力壁、土台、基礎へと伝達させる。

要所要所で、伴さんと棟梁は綿密な打ち合わせを繰り返す。

棟梁は、私のアトリエを手掛けた大工。

付き合いも長く、人柄、確かな腕に信頼を置いている。

またこうして一緒にものづくりができることが愉しい。

いよいよ本格的に木工事がはじまる。

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