毎朝の日課
神棚と仏壇の水を新しくして、神棚に二拝二拍手一拝、仏壇に線香をあげるのが毎朝の日課。
「昔からの日課」と恰好つけて言いたいところだが、正直に言うと家を建て替えてからの日課。
日課にすると決めて以降、やらないとなんだか気持ちが悪い。
毎月、1日と15日の朝は、神棚のお供え(水、米、塩、酒、榊)を新しくする。
この日に合わせ、お稲荷さんにもお供えし、仏壇には水と一緒にお酒も添える。(酒好きの家系ゆえ)
本来、神前のお供えは毎日新しくするものだが、正直、そこまで厳格にはやっていない。
代々住み継いできた当時の家の大きな神棚は、建て替えを期に小さくした。
家族が親しみやすい居間に設け、方角は南を向くように。
神棚の上には二階があるため、時に人が神の上に立ってしまうことがある。
「人が上に立つなんて滅相もない。この上は雲、もはや天しかありません」という意味で雲を付けている。
お神札を横に並べて祀る場合、中央が天照大御神をまつる伊勢神宮のお神札、右に氏神神社のお神札、左に崇敬神社のお神札を並べる。
氏神神社は地域の氏神様を祀る神社、崇敬神社は個人が信仰している神社。
ちなみに各地域の氏神神社は、神社本庁のHPで検索することができる。
小さいころから信仰心があったわけではないが、父が神棚やお稲荷さんを祀る姿をみていた。
そんな父も年老いて、家長となった今、自然と祭祀を受け継いでいた。
何を良しとするかは自分なりに。
ただ言えることは、この日課はなんだか気持ちが良い。