大谷石

盆前、外部木製建具の開口部に大谷石の敷居が施工された。

一つ目は、玄関引戸の開口部。

物がぶつかりやすい敷居の角は、大きめのテーパーで仕上げ、角々しい表情を控えめに。

土間と敷居の段差には、目地を付けた目板を貼り一体的なディテールに。

二つ目は、三つある南面の開口部のうち、左右の大開口。

南面の木製建具は、大谷石の敷居に溝を彫り真鍮レールを埋め込む。

フルオープンする大型引戸なので、その分、レールも長い。

二本あるレールは、屋内側にガラス戸、屋外側に網戸が入る。

ガラス戸がキチンと閉まるよう、竪枠には戸ジャクリを。

三つ目は、南面の開口部中央。

左右の大型引戸と異なり、こちらは大きなFIX窓になる。

大谷石の敷居には、ガラスを受けるアルミ製の巾木がスッポリ入る溝を。

端材で巾木が入ることを確認して、無事に取付完了。

アルミ製の巾木にしておけば、ガラスが割れても交換が容易に行える。

あの採掘場で産出された大谷石は、こうして住まい手に届けられた。

北戸室石下石材店の石下さん、ありがとうございました。

 

追伸

日々に追われ、暫しプレイバック気味な日記になりそうですが、引き続きお付き合頂ければ幸いです。

 

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