大谷石
物がぶつかりやすい敷居の角は、大きめのテーパーで仕上げ、角々しい表情を控えめに。
土間と敷居の段差には、目地を付けた目板を貼り一体的なディテールに。
南面の木製建具は、大谷石の敷居に溝を彫り真鍮レールを埋め込む。
フルオープンする大型引戸なので、その分、レールも長い。
ガラス戸がキチンと閉まるよう、竪枠には戸ジャクリを。
左右の大型引戸と異なり、こちらは大きなFIX窓になる。
大谷石の敷居には、ガラスを受けるアルミ製の巾木がスッポリ入る溝を。
アルミ製の巾木にしておけば、ガラスが割れても交換が容易に行える。
あの採掘場で産出された大谷石は、こうして住まい手に届けられた。
北戸室石下石材店の石下さん、ありがとうございました。
追伸
日々に追われ、暫しプレイバック気味な日記になりそうですが、引き続きお付き合頂ければ幸いです。
シークレットベース|2020年8月19日