床メンテナンス

自邸を兼ねたアトリエは、新築してから4年半が経過した。

日あたりの良い物干場の床は、乾燥が進み過ぎて表面がカサカサに。

天気の悪い日や花粉の時期は、衣類乾燥除湿機も使っており、タンクの水をこぼした水染みも点々と。

そこで、GWに決行した外壁のメンテナンスに続き、先日、床のメンテナンスを決行した。

床の素材は桧。

キズや汚れに目くじら立ててた新築当時と異なり、今となってはもうキリがない。

目に付いたところだけ、濡れ雑巾の上からアイロンをあててクリーニング。

スチームすることで水染みは浮き出て無くなり、キズは凹みが盛り上がり目立たなくなる。

サンドペーパーで削るより簡単に補修を兼ねたクリーニングができる。

メンテナンス用の塗料は、山十設計社のお客様に推奨している国産自然塗料のU-OIL。

塗ったところに塗料が浸透しているのが良くわかる。

ウレタン塗料のように木の表面に幕をつくる造膜型塗料と異なり、浸透型塗料は木の呼吸を妨げることなく汚れやキズから保護してくれる。

暮らしながら床をメンテナンスする場合、一度にやらないことがおススメ。

モノを動かしたり、掃除したり、塗料がある程度乾くまでの時間を含めると、意外に時間を要する。

数日前から準備したり、エリア分けしてコツコツ決行した方が、仕上がりは綺麗かもしれない。

 

住み込むほど味わいを増す素材、手入れしがいのある素材を選ぶなら、住まい手には是非とも可愛がってほしい。

homejournal


Copyright 2021 yamajuusekkeisha. All Rights Reserved.