障子のすすめ

障子に入射する光を100%としたとき、30~50%が紙の表面で反射、35~50%が紙を通過するといわれます。

室内に入る光は半分になるというわけですが、その光の大半は真っすぐ進むだけではなく、紙のなかで屈折・散乱するため、拡散したやわらかい光になります。

障子は開け閉めする際にこすれ合わないように3ミリ程度の隙間を有していますが、カーテンと比べて気密性が格段によいといわれます。

気密性がよいことで窓と障子の間に空気層がうまれ、夏の日射熱、冬の冷気を緩和することができます。

その効果は、私の暮らしの中で日々体感しています。

昨今は破れにくい障子紙もありますが、私は折々の紙の張り替えで気持ちが晴れたり、暮らしの作法を受け継ぐことができる破れる障子紙が好きです。

とはいえ、障子紙のストックを確認してから張り替えることをお勧めします。

障子紙が届くまで新聞紙で代用したけれど、この粗末な感じもそれなりに好ましい。

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