Gateway
凛とした「ラウンジ」のような場所にいざなう玄関口にふさわしい表情につくり変えます。
外壁ラインと同じだったエントランスドアはセットバックして、雨の日に傘をたたんだり、広げたりできる余地を設け、丁寧なファサードに整えます。
また、余地によって陰影がつき、平坦だった表情に奥行も生まれました。
オフィスビルの室内と同様、ファサードでも「素材が活きるディテール」を表現します。
使用する素材は、漆喰と大谷石。
足元の大谷石は、見た目の重心を抑える役割に加え、外壁の漆喰が雨水を吸い上げて汚れないように。
これから施工される外壁の漆喰で、左官だからできる陰影や形状、丁寧に納める技術を披露します。
SHIKKUI Design STUDIO -TOKYO-|大谷石, 漆喰|2023年4月21日