手仕事
建主夫婦が選んだ漆喰のパターンは、鏝(コテ)で押さえた大人しい表情ではなく、鏝を曳いた跡や凹凸の陰影が活きる表情。
骨材が入った漆喰の特性を活かし、塗る・貼るでは表現できない左官の手仕事も活かす表情でした。
それは、漆喰を塗る左官の工程だけでなく、その下地や意匠にかかわるディテールをつくる大工、空間の美しさや空気感をつくる建具や家具職人など、携わるすべての丁寧な手仕事があって活きる素材です。
これから、建具や家具、照明器具など、空間を彩るドレスアップがはじまります。
Résidence U|2023年11月1日