終の住処
長きに渡り地域の食卓を支え、惜しまれつつも昨年末に閉店した精肉店を終の住処にリノベーションするプロジェクトの設計に携わらせて頂きました。
住まい手は開業してから50年、精肉店を切り盛りしてきた高齢のご夫婦。
50年前に建てられた建物は、躯体の歪みや構造の欠乏があり、内部をスケルトンにして問題点を是正することから始まりました。
冬場、部屋の温度差から起こりうるヒートショックを防ぐため、無断熱だった床には新たに断熱材を敷き込み、壁や天井に施されていた半世紀前の断熱材は高性能な断熱材に入れ替え、各断熱材の性能が十分に発揮されるよう気密工事も行いました。
終の住処|2024年10月11日